
「注文住宅」と「建売住宅」の違い
一戸建ては「注文住宅」と「建売住宅」に分けられます。
「注文住宅」は建物を建築士に設計してもらい、施工会社と建築工事請負契約を結んで建ててもらう方法のことです。
土地を買って建てる場合は、土地によって建築条件無しと建築条件付きに分けられ、建築条件の無い土地は自分の好きな施工会社に依頼できますが、条件付きの場合は、施工会社があらかじめ指定されます。
「建売住宅」は、すでに建物が完成している、もしくは未完成の場合もありますが、建築確認申請が済んでいるため、設計の変更は基本的にできません。
徹底比較!「注文」vs「建売」

注文住宅は土地を買ってから建てるので間取りは自分好みに自由に作ることができます。一方、建売住宅は建物が未完成の場合でもすでに間取りが決まっているため、自分の好みの物件を見つけない限り、希望の間取りに住むことは難しいです。
【自由な設計が可能な「注文」、間取りを変更できない「建売」】

間取り同様、注文住宅なら自分好みのデザインを実現できます。一方、建売住宅は未完成の場合のみ、建物の構造部分に影響が出ない範囲の軽微な変更ができるケースもありますが、基本的には変えられません。
【デザインも自分好みな「注文」、軽微な変更どまりの「建売」】

上記同様、注文住宅ならメーカーショールームに行き自由に選ぶことができます。
一方、建売住宅は未完成の場合のみ色などを選べる場合もありますが、事業主の都合で基本的に設備や建材もほとんど決まっており選択肢が限定されています。
【設備・建材も自由に選べる「注文」、選択肢が限定される「建売」】

耐震性や省エネ性など住宅の性能は建物を見ただけでは分かりにくいですが、住宅性能表示制度を利用すれば10項目にわたって性能が等級などで表示されるので分かりやすいです。この制度で評価書を発行してもらうには設計の段階からチェックを受けなければなりません。
注文住宅ならコストはかかりますが希望すれば制度を利用できます。一方、建売住宅は制度を利用するかは売主が判断するため、評価付きの物件を探すとなると限られます。
【希望すれば表示できる「注文」、表示する物件が限られる「建売」】

建売住宅なら、すでに建物が完成している場合は間取りの使い勝手や家具の配置、日当たりや眺望も確認できます。一方、注文住宅はPCでのシミュレーションでしか確認できません。
【実物を目で見て確認できる「建売」、シミュレーションのみの「注文」】

注文住宅なら基礎工事の段階から完成まで工事の内容を確認できます。一方、建売住宅は構造躯体や地盤調査の結果など目に見えない部分はほとんどチェックできません。
【順を追って確認できる「注文」、目に見えない部分の確認はできない「建売」】

注文住宅なら、設計段階から将来のライフスタイルを考えて、リフォームしやすい間取りにすることができます。
一方、建売住宅は入居後の間取り変更を前提としていない場合が多いので、リフォームしやすい工法や構造の物件を探すのは難しいです。
【将来を見据えた設計ができる「注文」、リフォームが難しい「建売」】

建売住宅なら、契約後、ローン審査を経て、約1ヶ月後に融資実行と建物引渡があります。一方、注文住宅は土地を見つけてから設計など諸々を決めていく期間がかかります。
【ローン審査さえ通れば住める「建売」、設計などの期間がかかる「注文」】

一度に多くの住宅を建てるのであれば費用が抑えられる場合もありますが、一棟ずつ建てるのであれば注文も建売もさほど変わりません。
【どちらもご自分の予算内での調整は可能】

建売住宅なら、販売価格が明示されているので分かりやすいです。
一方、注文住宅はあらかじめ予算は決めるが細かい部分までは実際に設計してみないと分かりません。
【価格が一目でわかる「建売」、設計後に価格が決まる「注文」】

平成12年に施工された「住宅品確法」により、全ての新築住宅には柱や屋根などの基本構造部分について10年間の瑕疵(かし)担保責任が義務付けられています。
アフターサービスは、施工会社によって異なるので、しっかり確認してから契約するほうがいいでしょう。
【全ての新築住宅に10年間の保証が義務付けられている】





